【听力栏目】萤火之森

【听力栏目】萤火之森

2019-02-10    07'47''

主播: 日语主播

2038 16

介绍:
ギン:最近はもう飛びついて来ないな。 竹川蛍:当たり前でしょう。あれだけごすごす殴っておいて。 楽しみだな。後三年して卒業したら、こっちの方で就職探すつもりなの、そしたら、もっと一緒にいられるわ。秋も、冬も、春も、ずっと、ね。 ギン:蛍、俺のこと話すよ。 竹川蛍:うん。 ギン:俺は妖怪ではない、けれど、もはや人でもない。人の子だったらしいけど、赤ん坊の頃、この森に捨てられたんだ。捨てられたばかりの俺は、手が付けられないほど泣いたらしい、まるで捨てていいった親を呼び続けるように、いつまでも泣き止まなかったそうだ。 本来その時、命を終えていたはずだったけれど、山神様が憐れんで、妖術で生かし続けてくれている。それに甘えて、いつまでも成仏しようとしない、幽霊のようなものなんだ。蛍、忘れてしまっていいんだよ。妖術で保たれている体はとても脆い。本物の人の肌に触れると、術が解けで消えてしまう。そんなあやふやなもの、君がいつまで… 竹川蛍:触れると消えてしまうなんで、まるで雪のようね。私ね、ギン、冬の間もギンのことを考えていた、秋も、春も。ギン、忘れないでね、私のこと、忘れないで。時間がいつか、私たちを分かつでしょう。けれど、それでも、その時まで、一緒にいようよ。