透明カメレオン

透明カメレオン

2016-04-18    21'30''

主播: 索谓

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介绍:
◆著者プロフィール 道尾秀介さんは1975年生まれ。 2004年『背の眼』で第5回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞し、2005年に同作にてデビューされました。2005年に上梓された『向日葵の咲かない夏』が2008年に文庫化されてベストセラーとなります。 2011年には史上初となる5回連続候補を経て『月と蟹』で第144回直木賞を受賞されています。他著に『鬼の跫音(おにのあしおと)』『球体の蛇』『笑うハーレキン』『鏡の花』『貘の檻』など多数あります。 こんにちは、ブックナビゲーターの矢島雅弘です。 なんと、道尾秀介さんが『作家生活10周年記念』の作品を書かれたということで、今回は、その最新作をご紹介させていただきます。 いったいどんな物語なのか、楽しみですね。早速、内容を見ていきましょう。 巷ではそれなりの視聴者を持ち、人気があるラジオ番組『桐畑恭太郎の1UPライフ(きりはたきょうたろうのわんなっぷらいふ)』。 ラジオのパーソナリティである桐畑恭太郎は、見た目は冴えないのですが声が非常に魅力的な男性。 そんな彼は、行きつけのバー「if」で仲間たちと過ごす毎日を、面白おかしい話に作り変えてリスナーへ届けています。 ある雨の日、恭太郎はいつも通り仲間たちと「if」で飲んでいたのですが、そこへびしょ濡れになった美女が迷い込んできました。 常連ばかりのこの店には珍しい一見の客。しかも様子がおかしい。 そして彼女は何か頼むでもなく、入口付近に立ち尽くし、ただ一言「コースター」とつぶやいて、去っていきます。 恭太郎たちは呆然と謎の客を見送るのですが、そんな中、常連の一人が彼女のつぶやきの真の意味に気が付いたのです。 果たして、謎の美女の真意とは――? 物語の一部をドラマにしましたので、ぜひ本編をお聴きください。