味方の存在

味方の存在

2016-12-03    06'03''

主播: 蓮華

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介绍:
小学校の時、同じクラスにいた障碍者の子がいじめにあっていました。最初はその子もあんまり気にしていなかったのですが、ひどくなってその子はとうとう学校に来なくなりました。 私は、その子がいじめにあっているということに気づかなかったので、体調が悪いのかなーぐらいにしか思っていなかったのですが、ある日、友達から、またいじめられるの恐いから行けないということを初めて聞きました。その時、すごいショックを受けたのを今でも覚えています。その子はいつも私に、晴菜ーーおはよう!と元気よく挨拶したり、一緒に勉強したりしていて結構仲が良かったので寂しい気持ちになりました。それから、私はいつも挨拶をしてくれる人がいなくなって落ち込み気味でいました。でも、お母さんと買い物に行ったらその子と久しぶりに会えたのです。 その子は少し驚きながら、晴菜!!と呼んでくれました。私はその子が変わらず元気よく私の名前を呼んでくれてすごくうれしかったです。私は思い切って、月曜日学校にきてや!待っとるから!と言いました。でもその子は月曜日は来ませんでした。 私はその子の家の電話番号を調べ、毎日電話しました。すると、しばらくたってからその子はまだクラスには入れないけど学校には来るようになりました。私はあと一押しだと思って、給食の時に先生に頼んでその子と一緒に食べれるようにしてもらいました。すると、かつてその子をいじめていた子たちも、一緒に食べてもいい?と言ってきたので私はもちろん、いいよと言いました。 私はその時びっくりしたけど、うれしかったことがあります。それは、いじめていた子たちがその子に一言、今までごめんねといったことでした。 謝るくらいならそんなことしなきゃいいのにと思いましたが、その子のうれしそうな笑顔を見ると本当によかったなと思いました。そして数日たってから、その子のお母さんから電話がありました。 晴菜ちゃん、あの子を助けてくれてありがとうね。きっと毎日電話してくれんかったら今でも学校行けてなかったと思うわ これからも仲良くしてあげてねと涙声で言われたので私も、もらい泣きしていました。 その時私は、障碍者だからと言って、心の中はみんなと同じように、楽しい、うれしい、悲しい、むかつくなどを感じるものが少なかったり、欠けていたりせずちゃんとあるんだなぁと思いました。それと私の行動一つで周りや気持ちまで変わると思わなかったし、いじめにあっているひとに一人でも味方がいれば、少し勇気が出て、前に進もうと思えるようになるなんて思いませんでした。私は本当にこの子と仲良くしてこんなに学ぶなんて思いませんでした。彼女には学校では教えてくれないモノを教えてもらいました。