年配者をもてなす時の注意点
礼儀作法に通じている方も少なくないので緊張しますが、気持ちよく過ごしていただく気持ちさえあれば大丈夫です。
ただ年配者の方ならではの配慮は心がけたいもの。靴を脱いだり履いたりする時、玄関に安定感のあるスツールなどを用意しておくと喜ばれるでしょう。来客が男性の場合は念のために柄(つか)の長い靴べらも。
ポイントの一つにお茶の出し方があります。必ずお盆やトレーの上に乗せて、たとえ近距離でも手運びはNGです。正式には客前でお茶を入れますが、最近のマナーではキッチンで入れるのもOK。湯のみと茶托(ちゃたく)は別々に乗せ、客前でセットしたほうが茶托を濡らしてしまう失敗は防げます。
気をつけたいのはお茶をつぎ足(た)すこと。これはNGです。30分くらいを目安に、二杯目以降は茶托ごと下げ、湯のみを洗ってから入れ直します。相手の好みを聞きながら、飲み物の種類を変える気遣いもあるといいでしょう。