友達に秘密があった時

友達に秘密があった時 どうしたの？いつものきみらしくないね。 君が沈んだ顔してると、僕も悲しくなっちゃうよ。 そうっか、なんでも言い合える友達だと思っていた子が君に秘密をもっていたのか。それで悲しんでるんだ。 優しい君らしいね。 でも、その子が黙っていたのは君のせいじゃないと思うよ。 秘密って、誰にでもあることだと思うんだ。 僕にだって君に言ってない秘密があるよ。 え、どんなって、喋っちゃったら秘密じゃなくなっちゃうよ。 でも、安心して君を傷つけるような秘密じゃないから、そのことだけは信じてくれる？ よかった、え、どうしてそんなことを言い出したのかって？ それはねぇ、君なら、僕が君に隠している秘密があるって言っても、僕のこと嫌いになったりしないと思ったから。 僕が君に隠し事をするのは、秘密にしなくちゃいけないの理由があるからで、君を裏切るようなことはしないと信じてくれると思ってる。 きみの友達もきっと同じだと思うんだ。 秘密を作ったことを裏切りだと責めないで、事情があると信じてくれると思ったから、秘密にしたんじゃないかな。 そうやってお互いを信じ合うのって、とても強い絆で結ばれている友達だと思わない？ だから、落ち込まないで、友達を信じてあげて、 もちろん、君と僕の間の絆には敵（かな）わないけど。 来世で生まれ変わっても、また僕を愛してほしいな。 これが今まで言わなかった僕の秘密。