この1ヶ月、毎日が東奔西走だ

この1ヶ月、毎日が東奔西走だ

2019-01-26    02'17''

主播: 胡先生日语朗读翻译

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介绍:
この一ヶ月、毎日が東奔西走だ 中途半端な知識で四字熟語(よじじゅくご)は使わない 世の中には、なんとなくおかしな言い方や表現がたくさんある。ここては、四字熟語について、いくつか紹介しておこう。 まずは、「この一ヶ月、毎日が東奔西走だ」という文章。 「東奔西走」とは、ある仕事や目的のためにあちこち駆け回ることだが、「東奔西走だ」という言い方はおかしい。 「毎日、東奔西走する」 「毎日が東奔西走の忙しさだ」 「東奔西走の毎日だ」 と言い換えたいところだ。 次は、新聞などにありがちな。「負債額としては空前絶後」という文章。「空前絶後」とは、「これまでにも例がなく、将来もないだろうと思われるほど、まれなこと」よいう意味である。 なるほど、この場合の「負債額」は過去に例がないほど巨額だったのだろうが、つもり、「絶後」は言い過ぎで、この場合は、「負債額としては空前」で、とめておけばよかったのだ。 最後は、「秘密漏洩を守る」「秘密漏洩」とは「秘密が漏れること」で、それを「守る」というのはヘンな話。 単に、「秘密を守る」「秘密が漏洩しないようにする」で十分だろう。 四字熟語は、中途半端な知識で使うととんだ恥をかくことが多い。要注意の日本語である