第157回:朗読|ナミヤ雑貨店の奇蹟(1)東野圭吾《解忧杂货店》

第157回:朗読|ナミヤ雑貨店の奇蹟(1)東野圭吾《解忧杂货店》

2019-06-04    22'54''

主播: 日本語外教中村

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介绍:
《解忧杂货店》是日本作家东野圭吾写作的长篇小说。2011年于《小说野性时代》连载,于2012年3月由角川书店发行单行本。该书讲述了在僻静街道旁的一家杂货店,只要写下烦恼投进店前门卷帘门的投信口,第二天就会在店后的牛奶箱里得到回答。同名华语电影于2017年上映。 主播:中村纪子 作品:東野圭吾『ナミヤ雑貨店の奇蹟』 BGM:Rayons-ナミヤ雑貨店のテーマ 以下为部分节目原稿,查看全文请移步【公衆号:中村Radio】 中村日语课程咨询【官方号:nakamurajapanese】 「回答は牛乳箱に」(1)  あばらやに行こう、といいだしたのは翔太だった。手頃なあばらやがあるんだ、と。 「何だよ、それ。手頃なあばらやって」敦也は、小柄なうえに、顔にまだ少年っぽさの残る翔太を見下ろした。 「手頃っていったら手頃だ。身を潜めるのにちょうどいいっていう意味だ。下見に来た時、たまたま見つけたんだ。まさか、本当に使うことになるとは思わなかったけどさ」 「ごめんな、二人とも」幸平が大きな身体を縮こまらせた。未練がましい目で、横に停まっている旧型のクラウンを見つめている。「まさかこんなところで、バッテリーが上がっちゃうとは夢にも思わなかった」 敦也はため息をついた。 「今さら、そんなことをいったって、どうしようもねえよ」 「でも、どういうことなのかな。ここへ来るまでは何の問題もなかったのに。ライトを点けっぱなしにしていたわけでもないし……」 「寿命だよ」翔太があっさりといった。「走行距離を見ただろ。十万キロを超えてた。老衰と同じだ。寿命が尽きかけてたところで、ここまで走ってきて完全にダウンしたんだ。だから盗むなら新しい車にしろって言ったんだ」  幸平は腕組みをし、うーん、と唸った。「新しい車は盗難防止の装備が充実してるからなあ」 「もういいよ」敦也は手を振った。「翔太、その廃屋ってのは近いのか」  翔太は首を捻った。「急いで歩けば二十分ってところかな」 「よし、じゃあ、行ってみよう。案内してくれ」 「いいけど、この車はどうする?ここに置いといても大丈夫かな」  敦也は周囲を見回した。彼等がいるのは、住宅街の中にある月極の駐車場だ。空いているスペースがあったので、そこにクラウンを停めたのだが、本来の契約者が気づけば、間違いなく警察に通報するだろう。 …… (查看全部原文请移步【公衆号:中村Radio】)