2018年3月28日 昔話から学ぶ
日本の昔話や世界の国々に伝わる寓話には、空想的で不思議な物語の中に、人の生きる道を教え諭すものが多くあります。
「花咲爺」の話をご存じでしょうか。物語の中で、しょうじき爺さんと欲ばり爺さんが登場し「枯れ木に花を咲かせましょう」と言って、灰を撒く場面があります。
真心から正直に行動したお爺さんが灰を撒くと、枯れ木に花が咲き始めます。並木の花が満開となり、大変喜んだ殿様から褒美をもらいます。
その様子を見ていた欲の深いお爺さんは、殿様の前で同じ灰を撒くのですが、花が咲くどころか、灰が殿様の目に入り、大変なお咎めを受けてしまいます。
同じ言葉や行動でも、心の中で思うこと次第では、結果として現われる現象が変わってくることを示唆するような物語です。
このことを私たちの日常に置き換えてみましょう。なかなか結果が伴わないような時、「心」の中で何を思っていたかをよく探ってみることは、自己成長につながるでしょう。
今日の心がけ◆行動に伴う心を磨きましょう
寓話[ぐうわ]寓言
空想[くうそう];空想,幻想;假设,假想
教え諭す[おしえさとす]教诲
欲張り[よくばり] 贪婪,贪得无厌,亦指这种人
撒く[まく]撒,散发,散布
褒美[ほうび]赞美,表扬,褒奖,也指奖赏、奖品
咎め[とがめ]谴责,责难;处罚
示唆[しさ]暗示,启发,启示