「人魚姫1」小美人鱼1

「人魚姫1」小美人鱼1

2016-08-31    04'47''

主播: 夏蝉。oO

1058 22

介绍:
深い深い海の底に、珊瑚の壁と琥珀の窓のお城があります。そのお城は、人魚の王様のお城です。   王様には六人の姫がいて、その中でも、とりわけ一番末の姫はきれいでした。   肌はバラの花びらのように透き通り、目は深い海のように青く澄んでいます。   人魚たちの世界では、十五歳になると海の上に人間の世界を見に行くことを許されていました。   末っ子の姫は、お姉さんたちが見てきた人間の世界の様子を、いつも胸ときめかして聞いています。   ああ、早く十五歳になって、人間の世界を見てみたいわ。   そうするうちに、一番末の姫もついに十五歳を迎え、晴れて海の上に出る日がきました。   喜んだ姫が上へ上へとのぼっていくと、最初に目に入ったのは大きな船でした。   船の中はパーティーをしていて、にぎやかな音楽が流れるなか、美しい着飾った人たちがダンスをしています。   その中、ひときわ目を引く美しい少年がいました。それはパーティーの主役の王子です。   そのパーティーは王子の誕生パーティーだったのです。   「すてきな王子様。」人魚姫は夜になっても、波の間からうっとりと王子の様子を見つめていました。   と、突然、海の景色が変わりました。稲光が走ると、風が吹き波がうねり始めたのです。   水夫たちが慌てて帆を畳みますが、嵐はますます激しくなると、船は見る間に横倒しになってしまいました。人々が海に放り出されます。   「大変!王子様!」人魚姫は大急ぎで王子の姿を探し出すと、ぐったりしている王子の体を抱いて、浜辺へと運びました。   「王子様、しっかりして。王子様。」人魚姫は王子様を懸命に看病しました。気がつくと、朝になってました。そこへ、若い娘が走ってきます。   「あ、いけない。」人魚姫はビックリして海に身を隠しました。すると、娘は王子に気がついて、慌てて人を呼びます。王子はそのとき、息を吹き返しました。   「あ、ありがとう。あなたがわたしを助けてくれたんですね。」王子はそして目の前にいる娘を、命の恩人と勘間違いしてしまいました。 感谢收听,期待你对本期节目的评论留言哦~