WHOの新事務局長にエチオピア前保健相就任

5月23日、ジュネーブで開催されていた第70回世界保健機関（WHO）総会で、エチオピアの保健相を務めたテドロス・アダノム氏が、新しい事務局長に選ばれました。アフリカ出身者がWHO事務局長に選ばれたのは、1948年設立以来初めてです。 当選後に行われた任命式で、テドロス・アダノム氏は「持続可能な発展のための2030アジェンダはWHOにとってチャンスだ。今後、WHOは公共衛生の問題とチャレンジに対応することを重点に置き、一人一人の健康を促していく」と強調しました。その上で、「効果的な協力パートナーシップや、透明かつ効果的な活動システムの構築に力を入れることで、最も弱い立場の人々と地域に焦点を当てていく」と述べ、新たな貢献に向けて取り組んでいく意気込みを示しました。（翻訳　朱丹陽　高橋恵子） 来自埃塞俄比亚的特沃德罗斯•阿达诺姆5月２３日，在第７０届世界卫生大会上当选世界卫生组织新任总干事，成为自１９４８年世卫组织成立以来，首位来自非洲地区的总干事。 　　在选举结束后举行的任命仪式上，阿达诺姆在致辞中表示，２０３０年可持续发展议程为世卫组织提供了机遇，应将促进全民健康覆盖作为应对全球公共卫生领域问题和挑战的重点。他承诺通过建立有效的合作伙伴关系和透明高效的工作机制，聚焦最弱势人群和地区，带领世卫组织作出新贡献。