あたしが1番きれいだったとき

あたしが1番きれいだったとき

2017-09-05    03'55''

主播: 赤蜻蛉

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介绍:
わたしが一番きれいだったとき(茨木のり子) わたしが一番きれいだったとき 街々はがらがら崩れていって とんでもないところから 青空なんかが見えたりした わたしが一番きれいだったとき まわりの人達が沢山死んだ 工場で 海で 名もない島で わたしはおしゃれのきっかけを落としてしまった わたしが一番きれいだったとき だれもやさしい贈物を捧げてはくれなかった 男たちは挙手の礼しか知らなくて きれいな眼差だけを残し 皆発っていった わたしが一番きれいだったとき わたしの頭はからっぽで わたしの心はかたくなで 手足ばかりが栗色に光った わたしが一番きれいだったとき わたしの国は戦争で負けた そんな馬鹿なことってあるものか ブラウスの腕をまくり 卑屈な町を のし歩いた わたしが一番きれいだったとき ラジオからはジャズが溢れた 禁煙を破ったときのようにくらくらしながら わたしは異国の甘い音楽をむさぼった わたしが一番きれいだったとき わたしはとても ふしあわせ わたしはとても とんちんかん わたしは めっぽう さびしかった だから決めた できれば長生きすることに 年とってから 凄く美しい絵を描いた フランスのルオー爺さんのように ね 在我最美好的年华 茨木则子 在我最美好的年华 一座座城市变得支离破碎 有时候会从异常的角度 看见一抹蓝色的天空 在我最美好的年华 好多周围的人们失去了生命 有的死在工厂 有的死在海上 有的死在无名的小岛 我扮美青春的机会一去不回 在我最美好的年华 没有人送给我温馨的礼物 男人们只知道立正行礼 仅仅留下灿烂的眼神便开赴远方 在我最美好的年华 我的脑袋空空荡荡 我的内心顽固不化 唯独手脚像栗子一般黝黑发亮 在我最美好的年华 我的祖国战败投降 还有什么比这更加愚蠢 我挽起上衣的袖口昂首走在屈辱的街头 在我最美好的年华 电波里充斥着爵士的旋律 就好像重新犯了烟瘾般昏昏沉沉 我迷醉这来自异国的甜美声响 在我最美好的年华 我十分的不幸 我非常的愚昧 我无比的惆怅 所以我下定决心 要尽可能将寿命延长 就像年迈之时画出美丽画作的 法国的卢奥老爷爷那样 就是那样!
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