エリートビジネスマン★バナ夫のすべらない英会話

エリートビジネスマン★バナ夫のすべらない英会話

2016-03-03    11'02''

主播: 索谓

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介绍:
こんにちは、ブックナビゲーターの矢島雅弘です。 まずは著者(?)のご紹介。 エリートバナナ、バナ夫こと、カワスベリバナ夫さん。 フィリピン生まれの男性で30歳。 トロピカル商事株式会社ブランドマーケティング事業部マネージャー。 同社の創業者は、バナ夫さんの祖父にあたる、バナ造さんで、現社長は、バナ夫さんの父にあたるバナ彦さんなんだそうです。 バナ夫さんは、次期社長を約束されている身なのですが、ご自身の希望でヒラ社員として入社し、現職に至ったといいます。 おお、デキる男なんですね! そんなバナ夫さん。 写真を見る限りでは、とてもスレンダーで、肌もツルツルしてて、爽やかな印象。 とても30歳には思えません。 スポーツも得意で、人柄も紳士的でおおらか、女性にはモテるのですが、現在はフリーとのこと。 いやー、すごいなー、あこがれちゃうなー。 バナナだけどな! はい、というわけで、こちらキャラクター本です。 キャラクター名なので「バナ夫」と呼び捨てでもいいのですが、本を読んでいるうちに、親近感と尊敬の念が湧いてきたので、今回のラジオでは基本的に「バナ夫さん」と呼ばせて頂きます。 年下とはいえ、お互い、社会人ですからね! ちなみに、英会話本としても、しっかり作り込まれています。 おそらくバナ夫さんの本だからこそ「すべらない英会話」というタイトルなんでしょう。 バナナだけに。 内容は、ライトな英会話本として非常に良くできていて、一般的なビジネスシーンにおいて「こういう時、英語で何て言うんだろう?」という疑問にしっかり答えてくれる本になっています。 バナ夫さんのエリートな日常を垣間見ながら、カジュアルな雰囲気で楽しんで学べる一冊ですね。 うーん、カジュアルな雰囲気、というか、やわらかい雰囲気かな。 バナナだけに。 ■例文 さて、英会話本ですから、本書に掲載されている例文も見てみましょう。 僕が、「お、いいな」と思ったのは、こちらのページ。 Do you have second? ちょっといいですか? 報告・連絡・相談、いわゆる「報連相」のカテゴリで紹介されている例文です。 直訳すれば、時間(秒)を持ってますか? となる表現ですね。 これで、「ちょっといいですか?」という意味になります。 同じような表現に、 Do you have time to talk? お時間ありますか? というものもありますが、Do you have second? のようにsecond(秒)という単語が入ることで、「ちょっとだけいいですか?」というニュアンスになるそうです。 派生としては、Do you have minute? というのもOK。 second(秒)をminute(分)に変えれば、また違うニュアンスが出ますね。 さらには、もっと親しい間柄ならば、Got second? Got a minute?という言い方がカジュアルでオススメなんだそうですよ。 なお、本書のシチュエーションでは、バナ夫さんが、後輩から「ちょっといいですか?」と聞かれて、「もちろんだよ。何か問題でもあるの?」と爽やかに答えるシーンが描かれています。 ……この写真がね。 バナ夫さん達のぬいぐるみを、本物のオフィスに配置して撮影されてるんだけど、何か、妙な現実感がある写真なんですよ。 で、バナ夫さん、終始爽やかなんですよ! 仕事もできるんですよ! バナナのくせに!! あ、すみません。 差別的な発言は良くないですね。 お詫び申し上げます。 まあ、なんといいますか、嫉妬してしまうほど現実感のある写真と、バナ夫さんのエリートっぷりが上手く表現されているんです。 これは皆さん、実際にお手にとって読んでみて下さい。 今、僕が紹介した例文のように、本書には一つの例文の紹介に、解説や類似表現、さらにまめ知識などが、加えられて理解を深めやすくなっています。 といっても、決して難しい解説ではなく、初心者向けの優しい解説です。 ただ、この感覚、何かの本に似ているなぁと思っていたら、監修がAtoZさんだったんですね。 AtoZはデイビット・セインさんが統括する英語クリエイターグループです。 デイビット・セインさんは数多くの英語書籍の監修をされている方で、僕も駆け出しの頃にお会いしたことがありますし、この新刊ラジオでも書籍をご紹介した事もあります。 あと、新刊ラジオ第2部の方でも、セインさんの英会話本を紹介しましたね。 ネイティブの視点から、日本人向けの分かりやすい英語教育に定評のある方です。 ■バナ夫さんおめでとうございます おっと、いけない。 AtoZさんはあくまで監修でした。 この本は、バナ夫さんの本ですよね。 バナ夫さんにとって、本書は初の書籍だそうで。 おめでとうございます! 帰国子女で、頭脳明晰、語学堪能。 ブランドマーケティング事業部のマネージャーでもあるバナ夫さんですから、 ぜひ、次の書籍にも期待しております。 ■まとめ では、まとめましょう。 この本のオススメポイントはシンプルに2点。 1つは、読めば読むほど、バナ夫さんに対して謎の親近感がわく、面白い本です。 2つ目は、英会話本としての完成度。 バナ夫さんの持つ雰囲気を、そのまま上手くビジネス英会話本に落とし込んでいるあたりが、よくできた本だなぁと思います。 先ほども言いましたが、バナ夫さんのエリートな日常を垣間見ながら、カジュアルな雰囲気で楽しんで学べる一冊です。 休日の気分転換に、ちょっとだけ、英会話のお勉強をしてみませんか? バナ夫さんが優しく教えてくれますよ。