日语朗读:梶裕貴の本「いつ君力」第一章(2)

日语朗读:梶裕貴の本「いつ君力」第一章(2)

2020-05-09    04'03''

主播: 安安Ron

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介绍:
ご静聴有り難うございました! 正文↓ とは言え。 実のところ本当の自分は、知らない人の前で、または多人数の前で、自分から何かを発言するのがすごく怖い。 自分が発言したことに対して、相手が嫌な感情を抱いてしまったらどうしようーーー。 そう考えてしまうと動けなくなってしまうタイプなんです。何より怒られたくないし、嫌われたくない。 そんな相反する内面を持った人間だったので、中学生時代、生徒会長の任期が終わったときには「なんて自由なんだ!」と、衝撃的な解放感を感じたことを覚えています。 自覚はなかったものの、知らず知らずのうちに「ちゃんとやらなきゃ!」と勝手にプレッシャーを感じでいたのでしょう。 そんな僕ではありますが、今お話ししたような子供時代を経て大人になり、今ではすっかり人見知りも、恥ずかしがり屋なところも克服でき……るわけもなく、根本的な性格はあまり変わりません。(笑) では、そういった人間がなぜ、曲がりなりにも声優と言う職業を今日まで続けてこられたのか。 おそらく、恥ずかしがり屋な人、人見知りな人の多くが共感してくれると思うのですが、 「積極的に目立つのは嫌だけれど、内に秘めた野望や夢の大きさだけなら誰にも負けない!」そんな"根拠のない漠然とした自信"みたいなもの、ありませんか?こうして文字にしてしまうと、なんだかとても恥ずかしいですが……(笑) でも、その熱い思いは決してマイナスなものではなく、上手にコントロールすれば、ここぞと言う時に弱い気持ちを乗り越えるための強力な武器にもなるんです。 後は、そのパワーを発揮する場を見つけるだけ。 恥ずかしがり屋だった僕が『声優』という、自分本来のエネルギーをぶつけられる場と出会えたように、皆さんにもいつかきっと、そんな運命の出会いが訪れるはずです。その時まで、その熱い思いだけは忘れないでほしいんです。 根拠のない自信でもいい、その思いさえしっかり胸にあれば、絶対に「自分」がブレることはないはずですから。 第1章では、そんな僕が、皆さんと同じくらいの年齢だった頃には何を考えていたのか。それをお話ししていければと思います。