食いしん坊、食をめぐる新発見--人民網

食いしん坊、食をめぐる新発見--人民網

2016-01-10    05'44''

主播: 恬恬的月儿

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介绍:
元旦休暇―この絶好の「グルメ」のチャンスを食いしん坊たちが見逃すはずがない。2015年の「食」に関する国内外の新発見を取りまとめてみた。読者諸兄にとって、「食」がさらなる健康をもたらす新しき1年でありますように。 1、食いしん坊は、実は頑強な「自己コントロール力」の持ち主 オーストラリア・クイーンズランド工科大学は、「お腹が空いていない時でもおやつを食べたくなる心理の分析」と称する研究を進めた。分かりやすく言えば、人はなぜ満腹でももっと食べたくなるのか、という謎を解き明かす研究だ。 研究の結果、意外にも、いわゆる「食いしん坊」の人には、自己コントロール力が強い人が多いという事実が判明した。以前の研究では、食べ過ぎる人や過体重の人は、自分を抑制する力が低いとされていた。 2、鏡を見ながら食べると美味しさが増す 名古屋大学・中田龍三郎研究員のチームがこのほど取りまとめた実験結果によると、1人で食事をするときでも、鏡に映った自分の姿を見ながら食べると、鏡を見ない時より、食べ物の味がより美味しく感じられるという。中田研究員は、「その理由は、味覚そのものや気分が変わるためではなく、『他者と食事を共にする(共食)』の環境が生み出されるからで、それによって味覚が刺激され、美味しく感じることによる」と指摘している。 3、魚の多食はうつ予防 英国医学誌「Journal of Epidemiology and Community Health」に掲載された新研究報告によると、魚を多食する人はうつ状態になりにくいという。 2001年から2014年に世界各地で発表された、魚の摂取とうつとの関係を調べた研究論文61編を研究者が分析した結果、魚を良く食べる被験者がうつ症を患うリスクは、男性で20%、女性で16%、それぞれ低下することが明らかになった。 4、塩分を1グラム多く摂取すると、肥満になるリスクは25%上昇 塩分の摂りすぎは、高血圧の原因となるだけではなく、肥満になる恐れもある。英ロンドン大学クイーン・メアリー・カレッジの研究者は、「塩分の過剰摂取は肥満を誘発する。塩分を1グラム余計に撮れば、肥満症を患うリスクは25%上昇する。この結果は、カロリーの多少には関係がない」事実を発見した。 5、辛い物好きは長生きする 2015年に出版された「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)」掲載文によると、辛い食べ物を普段よく食べるひとは、長生きする傾向がある。中国人50万人を対象とした研究の結果、毎週1,2回辛い物を食べる人は、そうでない人に比べ、全体的な死亡リスクは10%低下、週に3から7回食べる人は14%低下することが分かった。この研究報告に対する検証が行われた際に、ケンブリッジ大のNita Forouhi博士は、「唐辛子の主要成分であるカプサイシンが、抗酸化・抗炎症・抗がんんどの作用を備えているためだと思われる」との見方を示した。 6、夜食を食べる女性は乳がんの罹患率が上昇 米国の学術定期刊行誌「CancerEpidemiology Biomarkers & Prevention」に掲載された最新研究報告によると、夜食を常食している女性は、乳がんに罹患するリスクが高まるという。米カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)医学部の研究によると、1晩12時間以上、食事を取らない人は、体内の血糖値に著しい低下が見られる。一方、血液中の糖分含有量が多すぎることは、乳がんにかかるリスクが高いことを意味する。UCSDムーアがん研究センターの医師は、「夜8時以降は食事を一切摂らない、というのが最も理想的だ」と指摘した。