介绍:
 フロル星人たちの乗った一台の宇宙船は、星星の旅を続ける途中ちょっと地球へも立ち寄った。しかし、人類と会うことができなかった。なぜなら人類が出現するよりずっと昔の事だったのだ。  フロル星人たちは宇宙船を着陸させ、一通りの調査をしてから、こんな意味のことを話し合った。  「どうやら私たちのやってくるのが早すぎたようですね。この星にはまた文明らしきものはない。最も知能のある生物と言ったらサルぐらいのものなのです。もっと進化したものが現れるには、しばらく年月がかかります」「そうか、それは残念だな。文明をもたらそうと思って立ち寄ったのに。しかしこのまま引き上げるのも心残りだ」「どうしましょうか」「お土産を残して帰ることにしよう」  フロル星人たちは、その作業に取り掛かった。金属製の大きな卵形の容器を作り、その中にいろいろなものを入れたのだ。  簡単に星から星へと飛び回れる、宇宙船の設計図。あらゆる病気を治し、若返ることのできる薬の作り方。みんなが平和に暮らすには、どうしたらいいかを書いた本。さらに文字が通じないといけないので、絵入りの辞書をも加えた。
上一期: 「豊かさ」再考4(完)
下一期: おみやげ2