【朗读会展示】不思議工房-15——NJ:そよ風+木豆+当当+肉肉

【朗读会展示】不思議工房-15——NJ:そよ風+木豆+当当+肉肉

2017-09-04    06'50''

主播: 初声日语

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介绍:
初声朗读会是初声日语自发组织的朗读活动,在初声,我们两耳不闻窗外事,一心只读圣贤书。这里是为学习而生的初声日语。我们娱乐中学日语,偶尔搅基,我们最终的目标,是让大家在这里有所收获,更开心地学好日语,仅此而已。 如果你也想参与我们的朗读活动,欢迎加入听友群咨询:545191329 本期展示:朗读会之系列朗读【ふしぎ工房症候群】 组长:初声日语教学部そよ風 朗读者:《前》そよ風 《后》木豆+当当+肉肉 そして、一か月も経った頃、僕は、ついに決心した。うだうだ考えていてもしかたがないし、何も始まらない。仕事にも身が入らずに、上司に怒られ、仲間にも迷惑をかける。このままでは、精神的に参ってしまうし、自分がダメになってしまう。だったらいっそのこと、ふられることを覚悟の上で、なにか、行動を起こさなければ。 とにかく、玉砕覚悟で、思い切って声をかけてみることにした。「おはようございます!」それだけ言うのが精一杯で、それ以上は、言葉が出てこなかった。あまりの恥ずかしさに、彼女の横を、目を合わせないようにして通り過ぎたら、うしろから、「おはようございます。今日も頑張っていますね」という、明るくて可愛い声がして、思わず心臓が飛び出しそうになった。 咄嗟に振り向いて、「はい!頑張ります。」とだけ言って、僕はまた走り出した。顔が真っ赤になっているのが分かる。それを知られたくない思いと嬉しさで、僕の胸がいっぱいになった。それからも、単に挨拶するだけの関係が続いたが、雨とか、天候の悪い日は別として、彼女も、毎日散歩に出かけてくるようになった。 彼女は、いつも優しい笑顔で、挨拶を返してくれる。僕の頭の中では、ひょっとして、彼女も、僕に会うことを楽しみにしてくれているんじゃないかとさえ、思うようになった。決して、悪い印象は持たれていない。それだけは確信があった。僕は、意を決した。 ある日のこと。「すこし、ご一緒してもいいですか。」僕は、勇気を振り絞って、彼女に声をかけた。「ジョギングはもういいんですか。」と言う彼女の言葉に、「今日はもう走り込んできましたから。」というと、「私でよかったら、どうぞ。」という返事が返ってきた。心臓がバクバクする。