第147回:朗読|石段の思い出(上)『君たちはどう生きるか』

第147回:朗読|石段の思い出(上)『君たちはどう生きるか』

2019-01-25    23'21''

主播: 日本語外教中村

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介绍:
  2017年10月28日,在早稻田大学参加活动的宫崎骏亲自表明,正在制作中的“最后一部”作品名为《你想活出怎样的人生》(君たちはどう生きるか),直接取自于同名小说。并透露:“那本书对于片中主人公来说有着很重要的意义”。   《君たちはどう生きるか》是1937年吉野源三郎发表的小说,发行本数超过100万册。2017年由羽贺翔一作画的同名漫画出版。作品围绕主人公——中学生本田润一在学校的各种经历、和他的所见所闻所感所想,以及叔父对他的启迪展开情节。   正是因为在特殊的年代,更要帮助年轻人树立正确的人生观,此书由此而诞生。小说由许多个有趣而又深刻的小故事构成,“贫困”、“校园暴力”、“勇气”、“学问”等主题直到今天,也发人深思。   2018年,“君たちはどう生きるか”入选日本流行语大赏。 朗読:吉野源三郎『君たちはどう生きるか』 BGM:松田彬人 - 郷愁から芽吹くもの 订阅号:中村Radio(原稿が見られます) -------------- 以下为部分朗读原文,查看全部原文请移步【订阅号:中村Radio】 『石段の思い出』(上)  コペル君は感冒をこじらせて、とうとう半月ばかり床についてしまいました。一時は、肺炎を起こしはしないかと案じられたほど、重い容態でした。  三日間というもの、朝も昼も夜も、四十度近い熱がつづいて、コペル君は夢中で苦しみました。  しかし、お母さんが夜も眠らずに看病して下さったおかげで、四日目から熱がさがりはじめ、苦しみもずっとへりました。  一週間目には、床の中で本が読めるくらいになりましたが、少しばかりの熱と軽い咳とがいつまでも抜けないので、コペル君は引きつづき床の中で暮らしていました。  いつもなら、少々の感冒は「このくらい、なんでもないよ」といって、無理しても学校に行きたがるコペル君が、今度は、おとなしくお医者さんのいうことをきき、おとなしく床の中にはいっていました。あんまり、おとなしいので、お母さんにはかえって心配です。  いったいどうしたのだろう、何かあったのかしら、——とお母さんは、ときどき首をかしげました。  コペル君は、床の中で相変わらず、あの雪の日の出来事を思いかえしていました。あのことを思えば思うほど、学校にいって、北見君たちと顔をあわせるのが、つらくてなりません。さいわい、あの日から病気になって学校を休んでしまいましたから、今までは北見君たちと顔をあわせないですみました。  …… (查看全部原文请移步【订阅号:中村Radio】)