第148回:朗読|石段の思い出(下)『君たちはどう生きるか』

第148回:朗読|石段の思い出(下)『君たちはどう生きるか』

2019-02-02    20'48''

主播: 日本語外教中村

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介绍:
 2017年10月28日,在早稻田大学参加活动的宫崎骏亲自表明,正在制作中的“最后一部”作品名为《你想活出怎样的人生》(君たちはどう生きるか),直接取自于同名小说。并透露:“那本书对于片中主人公来说有着很重要的意义”。   《君たちはどう生きるか》是1937年吉野源三郎发表的小说,发行本数超过100万册。2017年由羽贺翔一作画的同名漫画出版。作品围绕主人公——中学生本田润一在学校的各种经历、和他的所见所闻所感所想,以及叔父对他的启迪展开情节。   正是因为在特殊的年代,更要帮助年轻人树立正确的人生观,此书由此而诞生。小说由许多个有趣而又深刻的小故事构成,“贫困”、“校园暴力”、“勇气”、“学问”等主题直到今天,也发人深思。   2018年,“君たちはどう生きるか”入选日本流行语大赏。 朗読:吉野源三郎『君たちはどう生きるか』 BGM:松田彬人 - 背中を押すもの 订阅号:中村Radio(原稿が見られます) -------------- 以下为部分朗读原文,查看全部原文请移步【订阅号:中村Radio】 『石段の思い出』(下)  北見君。  僕は、君が黒川の仲間につかまって、あんな目にあったとき、その場にいながら、だまって見ていました。水谷君と浦川君とが、ちっとも逃げかくれしないで、君と同じ目にあったのを見ていながら、やっぱり僕は出てゆきませんでした。  僕は、なぐられるならいっしょにと、指切りしたのを、忘れてしまったのではありません。  僕は、あのことを、ちゃんと覚えていたのです。それだのに、僕は約束を守りませんでした。僕がしたことは、ほんとに、ほんとにいくじがなかったと思います。  僕は君に、なんといってあやまったらいいのかわかりません。君にも、水谷君にも、浦川君にも、すまないことをしてしまったと、僕、どのくらいくやしいか知れません。あのことを思い出すと、胸がいっぱいです。  僕は、卑怯者といわれても、臆病者といわれても、なんといわれても仕方がない人間だと思いました。  君たちからケイベツされても、君たちから絶交されても、僕にはなんにも言う資格がありません。  ただ、僕は、自分のしたことを、悪かったと思い、残念で残念でたまらない気持ちでいます。死んだ方がましだとさえ思いました。僕が本当に悪かったと思っていることだけは、どうかわかって下さい。  …… (查看全部原文请移步【订阅号:中村Radio】)