中日freetalk-和你相配的我的疯癫

単語：告白の日、認知症・アルツハイマー では、今回ご紹介するこの作品なんですけど、とても素敵な映画だと思います。ラブストーリーっていうか、ヒューマン映画なんで その原題は「Silver Linings Playbook」。Silver Liningというのは、希望の光、という意味です。 アカデミー賞8部門ノミネート、また、主演女優賞をもらってる作品でもありますね。 ですが、感想をいうのがなかなか難しい映画だと気がして、なんというか、ストーリー自身は わりと平凡で、あっと驚く部分は多くありません。簡単にいうと、不幸な出来事に心の問題をかかえて、まさに人生のどん底にいる男女が ひょんなことから出会い、その後けんかをしたり、支え合いたりして、いつの間にか互いに寄り添うことで　「希望の光」を見つける、というお話です。 一見重い話になるんじゃないかなあと思ったら、登場人物のみんながみんな　温かくてユーモアのあふれる雰囲気を作り出している映画といえば　いいんでしょうかね。また、主人公の にくめない、あいらしいキャラクターと 不器用ながら　それぞれに　精一杯生きる姿に、いつの間にか　引き込まれる映画なんです。そして、緊張と緩和が繰り返されるような会話が面白くて、キャッチボール、というよりは　サッカーボールをパスするように、時にはスムーズに地を這い、時にスリリングなドリブルをかいして渡しあいます。とにかく、そのひとつひとつの会話が、この映画を特別なものにしているじゃないか と思います。 心に残ったセリフはたくさんありますけど、その一つは、ティファニーがパットに言ったこのことです。『過去を含めた自分が今の自分だ。私はアバズレと呼ばれようと、過去の自分を含めて今の自分が好きよ。アナタに同じ事ができる？』　というセリフは本当に胸にしみました。 クライマックスのダンス大会の会場で、ティファニーがぱっとに、「アンタなんかと 出会うんじゃなかった。アンタなんか最低よ」っていったとき、パットが、「だから君向きだろ？」っていうセリフも印象的でした。